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「志摩子さんだって、去年はやる気なんて全然なかったじゃない。それを、聖様の圧力に屈してやることになったんでしょう?だったら、こっちの気持ちだってわかるはずだよ?どうして薔薇様になった途端、そっち側に回るわけ?」
「こっち…?そっち…?」
#マリみて版深夜のお絵描き60分一本勝負
ハレの日
正式に紹介されてはいないけれど、何度か令ちゃんと並んで歩く江利子さまの姿を校内で見かけたことがある。
その時の令ちゃんは、私の前では決して見せたこたがないような表情をしていて、正直腹が立ったのを覚えている。
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黄薔薇、真剣勝負
すでに令ちゃんは来ていた。ちゃんと胴着を着て、正座をして、目を閉じている。瞑想、あるいは精神統一と呼ばれる行為だろう。
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くもりガラスの向こう側
志摩子さんの側に乃梨子ちゃんがいるように、春になったら由乃さんのもとに菜々ちゃんがやって来るかもしれないように。自分の隣に、瞳子ちゃんがいたらいいのに、と。
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薔薇のダイアローグ
祥子が令の額に軽く触れた。
「熱くなっちゃって」
「え?」
ひんやりとした感触。何だかよくわからないけれど、祥子の手の平は気持ちよかった。
#マリみて版深夜のお絵描き60分一本勝負
可南子ちゃんはにこやかに、瞳子ちゃんは素っ気なく挨拶を返す。何か「仕方なく来ました」の雰囲気満々だ。
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