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「私は父に守られるばかりで何も守れなかった。犬の姿に変えられ、焼け落ちる城をただ見ていることしかできなかった。
私には、救えなかったのです。なにひとつ。
……私の瞳の色は、あの時城を焼いた炎の色です。あの時流れた民の血の色です。
私は一生、あの日を忘れない」
「連れてってよ」と言わなくなった代わりに勝手についてくるようになった妹ちゃん
サマルが「ついてきちゃだめだろ」と言うと、「ついてってないよ!おんなじ方向に歩いてるだけだもん」とか言う
しかしさすがに兵士に止められ城の外まではついて行けないので、結局不満そうに見送る
ムーンは二人と出会った頃はまったく笑わなくて、「早く魔を倒さねば」と気がはやって生活を疎かにしていた時期もあったし、旅の間、祖国と大切な人を奪われた憎しみと怒りと不甲斐なさを忘れたことはないけれど、それでもまた笑えるようになったのは二人のおかげだと思っている