//=time() ?>
『ペンギン・ハイウェイ』Netflixで。森見登美彦原作は既読。ペンギンと科学と探究と不思議とお姉さん。夏の実験。草原の海。映像が生み出す、よりダイナミックな世界観の増幅、映画に相応しいスケール。素晴らしいジュブナイル作品だった。
『チャーリーズ・エンジェル』あの人の正体が女性とか、ミスリードの巧さとか、楽しげに悪役をしている役者の凄味とか、ゴージャスな美貌とか楽しめる部分もある。だが最近のリブート作の数々や女性を描いた傑作群と比べると革新性が皆無だと感じた。今の時代ならもっと面白く出来たのではと思うな。
『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』マーク・トゥエインの米文学的系譜にある素晴らしきロード・ムービー。レスラーを目指すダウン症の青年、兄を亡くし行き詰まる漁師、ふたりが海岸線を筏で降り、傷を癒し絆を得て、追って来た介護士と3人で小さな家族を築いていく。含蓄に溢れた台詞も素晴らしい
Netflix『失くした体』吃驚するくらいの高い文学性を持った作品。彷徨う切断された手の生存競争のサスペンス要素に加え、青年の記憶・孤独・出逢いを詩的に描く。生きることへの欠落、音の手触り、気持ちを揺さぶるスコアも一級品。凄い映画だった。
『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』前作の100倍面白かった!雄英のメンバーそれぞれの能力を合わせた戦術的戦闘、原作のさらに未来を感じさせる出久と爆豪の共闘、ラスボスとの超絶最終決戦はDRAGON BALLの世界、いやもうホントにやり過ぎなくらい凄かった。
『NODA・MAP第23回公演 『Q』 : A Night At The Kabuki』東京芸術劇場 プレイハウス ロミオとジュリエット、源平合戦、終わった物語と始まり物語、戦争とシベリア抑留。時間も人も入れ子構造で多層性がある。良い意味でも悪い意味でも昔ながらの野田秀樹の芝居。松たか子と上川隆也の至高の安定感。
『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』エミリアたん、村に行くシーンはひきこもりコミュ障がコンビニに行くシーンそのまんまやんと親しみが湧いた。前作映画は今ひとつ好みではなかったけれど、今作は孤独な少女、寄り添う精霊、2人が家族となる絆を描いていて良かった。そろそろ二期お願い。
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』ホラーの凡ゆる恐怖を出し惜しみなく供与するので、面白いことは確か。ただルーザーズクラブメンバーのトラウマに起因する恐怖を延々と繰り返すので飽きる。全体的には大作アドベンチャー映画を観たような印象だ。169分はさすがに冗長に思えた。
『ホテル・ムンバイ』スーパーヒーローのいないテロ事件は殺戮の嵐で壮絶だ。駅で街で始まりタージマハルホテルでのさらなるテロ、宿泊客と命を守ろうとする従業員たちのドラマを描く。アクション映画以上に自動小銃で人が死にまくる。宗教や神を利用して教育のない貧しい若者を兵士にする世界の無常。
『ヘルボーイ』前シリーズ同様に楽しかった!アメコミだと思ったら、アーサー王伝説、巨人、英国ゴシックファンタジーだったという意外な作風。飲み友達の捜査官を探しに来たらルチャ・リブレになってしまうオープニングや3人のロックな事後譚バトルが特に好き。ゴア描写やユーモアもたっぷり。