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新刊は、ちょっと訳ありで耳が聞こえない喋れないという桑名の小説。とにかく怖がりで隅っこにいる。色々かわいそうなんだけど、この子ぶぜんくんに膝枕して貰ったことないんだよな…と思ったら泣けてきたので中断した
「あけたらだめやに」
「さんちゃんのお母ちゃん、わらび粉盗んだから死んだんや。やから、さんちゃんも引き取られんて言うてた」
「仕方ないって、お母ちゃん泣いてた」
「お米ちゃんと取れたら、よかったのに」
「もうあっちいって。なんもできん神様やったら、いらんし」
「おとうちゃん、なんで今日こんなちょうちょうとんでるん?」
「さあなあ。どっかの田んぼの神様でも遊びに来とるんやないか」
「神様おるんやったら会いたい。会える?」
「会えるときには会えるやろ」