えいちおーつさんのイラストまとめ

スピーカーから涼やかな声が聞こえる
『居るのは分かってるわよ。
敵に頭を刈り取られて、再整備の最中に放置されてそのまま。
何ヶ月も身動きひとつ取れない。
わたしはお払い箱になったのよ。
……話し相手になってくれない？』
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「ただじゃ止まってあげない。
道連れにしてやる……！」
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「マスター、ですか？
私、わたしです！分かりますか？」
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「ﾋﾟ……ｼﾞｼﾞ………」
敗北した戦闘人形は敵によってプログラムを書き換えられ、無理矢理電源を入れられて瓦礫の山から立ち上がる。
動けばいい、と雑な手入れしかされていない人形は、身体を軋ませながら戦場に向かう。
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作業室の片隅に置かれた機械人形。
工場の経営が悪化した時、共に暮らしていた機械人形のパーツを売って凌いだ。
会社を立て直した最近は、少しずつパーツを集めて修理している。
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「マスター、あの、私のフェイスパネルデザイン結構自信あるんですが

……いつも首筋ばかり見てますよね？」
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大型機械を制御するために、中古品の機械人形を格納する。
ジャンク屋から届いた人形が、無造作に床に叩きつけられた。
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廃墟の中で、立ったまま停止している人型機械を発見。
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廃工場の中で、配管に繋がれたまま朽ち果てかけている人型機械を見つけた。

「……」
こちらを不安そうに見つめている。
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ジャンク品を組み上げ造られた
使い捨ての機械兵が、
潰れた花を手に取り、縋り付くように香りを嗅いでいる。

「アマイ……ニオイガ、ワタシハ……」
花の香りを頼りに、穴だらけになった記憶を必死に探っているようだ。

「ワタシ……ナニカ……」
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