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二人の身体から漂う艶めかしい官能的な香り。美しくありながらも、その二人の本質は淫らなのだと思わせる程のキス。舌と舌が絡み合いくちゅくちゅと口の中の甘い唾液が混ざり合う卑しい水音が鼓膜に響く。唇を重ね合わせながら互いの身体を弄りあい、身に着けていた巫女服をゆっくりと脱ぎ捨てれば
二人の肌は白雪のように美しく、官能的な淫微差を持ちながら儚さをも伴っていた。
これが運命を乗り越えて現世迄生きた神無月の巫女の二人の美しさ。
護と御琴は二人の身体から目が離せなくなっていた。そろそろ効いてきた……
先ほどの言葉が脳裏に反芻する。
「姫子様……千歌音様……💗」
姫宮の管理する山の中にある大きな社。そこは良くある神社と同じ構造であり、御社殿には、かつて神無月の巫女が儀式に使っていたものが並べられており、それを見学できると思っていたのだが、生憎、それは儀式が終わらなければ許されない。
いつもの巫女服と違う儀式用の装束は、何処か淫らだ。
二人に案内されて社務所に移動すれば、そこで与えられた召し物に着替えさせられる。与えられたいつもの巫女服と違う露出と透過度の高い、しかし、神聖な雰囲気を纏う巫女服。
「御琴さん……綺麗です……」
「護さんも、綺麗ですよ❤」
互いに着替えた後の姿を見やれば恋する乙女のように頬を
「う、うん。」
八代護と須波御琴……姫神の巫女たる神無月の巫女と初めての謁見でもある。
姫宮の山にある社に既に辿り着いた二人は、神無月の巫女に仕えるメイド長の乙羽と、対魔忍であり二人を護衛する近衛隊長である水城不知火から儀式用の巫女服を受け取り、社の入り口で待機していた。
全ては