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『アンタ等、これがほしいんだろ?だが残念!これは渡せねぇなぁ?俺の主様がこれを持って来いってうるせーからよぉ……障害は消していいんだっけか?まぁ、どっちみち此処はもうオシマイさ。俺が手を下そうが下すまいが、テメェ等は全員ぺしゃんこさ!アッハハハ!!』
「さっ、お前の為すべきことはわかるね?」
「はっ、魔族の再興、人族の支配、世界の掌握」
「うん。そのためにおにーさんにはたっぷり働いてもらうよ」
「仰せの、ままに……」
「ふふっ、上手くいった。正義に燃える赤い髪もその色を失い、瞳も光を失った。せっかく【コチラ側】にくるんだ。ちょっとイメチェンしてみよっか♪」
(略)
「うん、結う位置変えてみただけで結構変わるね。これなら誰も、世界を救った勇者様だなんてわからないよ」
「トモダチを呼んでくれてありがとー。世界を救ったおにーさん?」
子どもの頭に角が伸びる。
「てめっ、魔族か!!」
「今さら気づいても遅いよ。それに、これだけ長くボクとお喋りしてくれたんだ。そろそろ魔力が馴染むころだよね?」
「魔力、だと……うっ!?」
男は村の近くの森で獣に教われている子供を保護した。
「んで、お前はどっから来たんだ?お父さんやお母さんは一緒じゃねぇのか?」
「とと様とかか様は悪いやつに殺されちゃったの…今はボクひとり……」
「そっか……悪い」
「おにーさんが謝ることじゃないよ?助けてもらって、ボク嬉しかった」
《…ロ……オ…ロヨ……》
ん~~、なんか耳元で声が……
《オ キ ロ ヨ !!!!》
うわっ!?
突然の大音声に跳ね起きると、スマホの中に俺のことを睨み付ける赤毛の男の姿があった。
《バス アト 5フン デ トウチャク》
うぇっ!マジか!?何でもっと早くに起こさなかったんだよ~