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彼の透き通ったブルーの虹彩はエイダや猫を捉えるわけでもなくどこかをじっと見つめている。
彼女は純潔
彼は色欲
その手には赤い紐でくくられた白のロザリオが握られていた。そしてロザリオには赤黒いものが付着してこびりついている。それはシドのロザリオで間違いなかった。
彼女の右腕には不器用に巻かれた包帯があった。
「ブレット先輩、鼻水がでてるわ。これを使って」
ヅカヅカと生徒会室に足を踏み入れたエイダはその矛先をソファに腰掛けるキャロルへと向けた。キャロルの目の前にたどり着くとその胸倉を強く掴みあげ、エイダはキャロルを立たせ上げる。
ランプを手にしたマルセルの隣にはブレットがそのブレットの横にはラムダが、3人は横並びに廊下を進んでいる。ブレットがどしどしと足を進めるためほか2人は少し早歩きで彼に続いていた。
マシューとカタリナが推論をつらつらと並べ合っているが二人の間には何故か火花がちっている。