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ちょっと古ぼけたスーパー感を出したくて天井をライトグレーで塗ったら、思いのほか雰囲気が暗くなってしまったので、慌てて黄色の色鉛筆を混ぜる。まぁマシになったかなぁ。
「私ら、生きとる間は『鶏』やけど、死んだら戒名が『かしわ』になりまんねん」
「あんたそれ、いとこい師匠のネタやがな」
「ちなみに、あの猪っておりますやろ。あいつらも生きとる間は『猪』やけど、死んだら戒名が『ぼたん』言いまんねん」
「あんたそのうち『葬式屋の回し者か』言われるで」
秋祭りの食卓。左から親戚のお兄さん、ナツキのおじいちゃん、ナツキ、そしてお父さん。ナツキの生まれ育った港町では、秋祭りの日になるとこうしてご馳走が並ぶ。おでん、シャコ、ワタリガニ、このしろ寿司、稲荷寿司、巻き寿司…ナツキもおばあちゃんやお母さんと一緒に手伝った。
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かつて大晦日の夜、全国の民放テレビで一斉に同じ番組を放送していた、民放版『ゆく年くる年』がもし21世紀の今でも放送されていたらシリーズ。