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誰が本当の娘で、誰が娘の夫なのか? 錯綜するストーリーは、認知症の老父の視点で映し出しているから。温和に話していたかと思えば、突然怒り出す。周囲を惑わす老人を演じるアンソニー・ホプキンスは、訳あり人物を演じさせたら天下一品。自然な演技が、逆に怖い。登場人物が6人だけの贅沢な映画。
故郷を出たいと願うアイヌの少年は、バンドでボーカルとエレキギターを担当する現代っ子。ある村人から、小熊の世話を任される。実はこの村人、熊送りの儀式・イオマンテを復活させようとしていた。村民たちの賛否の議論は、演技とは思えぬ迫力。伝統と現代の狭間で揺れる少年が、見事に描かれている。