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「無い、じゃんね」
「すみません、前を失礼いたします」 「ああ、ありがとう」 会議がひと段落付き、会議机の上にあったカップを囗圉が回収していった。
「あはは、うぉっと……大丈夫だよ♪そのままこっちに来な〜!」
「おーこわ。どうしたんです?何か反論でもあるんですか」
「こういう時でもブレないよね〜……まあ、でも同意見!それとこれとは話が別だもんね。ね!小町ちゃん♡」
そう言って彼は、そんな展開可愛くないじゃん。と手に持ったぬいぐるみ ___みるくちゃんに顎を埋めた。
「あ、だ、大丈夫だと思いますよ!一人で行動するのはあまり良くはないかと……えっと、その」
「ちょっと、ちょっと、少し!少し待ってくれ!ああ〜……今は学会前でそれどころじゃないんだ!……申し訳ない、話は聞いている」
「いや、御前ではない。もっと先にいるあいつだ ______先ほどから御前はなんだ?会議くらい落ち着いて聞いたらどうだ」
声のトーンからして女子だろう、すらりとした足が見える。 人物を認識しようとするが、根拠のない動物的な危険信号が神経回路を駆け巡るせいで顔をあげることが出来ない。 誰がここにいるのか、何をしているのか、していたのかさえ認識できないまま、少女の横を生暖かい空気が通り過ぎた。