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日本の「洋画」のポテンシャルをもっと引き出すためには、そろそろ額装の改変を考えた方がよい、と、金山平三をアーティゾンで見て改めて思った(オリジナルを重視するスタンスをとる美術館が多いので、難しいだろうとは思いつつ)。
思文閣が銀座でスタートさせたGinza Curator's Room。第1回に選ばれたキュレーターは山本浩貴氏。片岡球子の8号の油彩と熊谷守一の4号の油彩を並べたところと、鏡の上におかれた小川待子の作品など、ああいう空間でしかできない展示がされていて、よい。今日11日まで。
なぜだかわからないけれど、一見して地味なこの絵(実際一度通り過ぎた)が、遠目に見たらすごい異彩を放っていて、それに気づいたらしばらくは興奮して接写モード。これだから常設ウォッチはやめられない。黒田重太郎《冬林》1924(大正19)作、一応二科出品作。京近美蔵。
東京都美術館の「ゴッホ展」。ファン・ゴッホの素描が20点と沢山あるのも嬉しいですが、クレラー=ミュラーらしくモダンアートの優品を見られるのもポイント。スーラ《Pont-en-Bessinの日曜日》、アンソール《キャベツのある静物》、セヴェリーニ《ギターのある静物》、ブラック《菱形の中の静物》等。
ムサビの三代宏大さんの絵画。イラストめいた感じで人物を描いてますが、背景と構図を見れば、オリジナリティがあるのは明らか。#五美大展
グラスゴーのKelvingroveの人気展示室が、武具。インスタレーションにも見えるやりたい放題の展示の傍らで日本の甲冑が五等身になってる。事実はどうであれ、やっぱりどっかりと座ってないと見栄えしないですね。
ホイットニーで展示中のアレックス・カッツのAda on Blue, 1959。カッツは彼女に57年に出会って翌年に結婚。この時期に、肖像画に集中するようになる。カッツ独自の様式へと至る前の試みを、小さなサイズで確認できるのは実に興味深く楽しい。生え際とか耳とか唇とか。目とか鼻とか襟元とか。
ゴーギャンの傑作、説教のあとの幻影が、脇侍扱いというのがすごいですね。ちなみに中尊はドガです。しかしこの作品の額って、こんなだったんですね。そして、実物をみると、鼻先など、変なところに目が行きます。エジンバラのナショナルギャラリーからでした。