岸本良信さんのプロフィール画像

岸本良信さんのイラストまとめ


家族歴史研究家。固有名詞学(人名)、系図学、家紋を研究。出版社勤務後、日本初の試みだった公立の苗字博物館建設計画(ヘッダーは幻の外観)の学術面を担当。『道産子のルーツ事典』を刊行し日本家系図学会より丹羽記念学術賞を受賞。NHK文化センター、道新文化センター講師。NHK『ファミリーヒストリー』の製作に協力(稀に出演)
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家系図は高価な商品である。戸籍調査でも複数系統を依頼すれば30万~、戸籍以上の調査になると100万~という業者もいる。だが、怖いことに業者のスキルを客観的に判断する材料がほとんどない。
米国にはAccredited Genealogist (AG)、Certified Genealogist (CG)という家系図スキルの認定資格がある。

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戦国時代の子供の名前には〇〇丸・〇〇法師・〇千代・〇松・〇若・〇鶴・〇亀などが見える。しかし、これらは江戸時代に入るとじょじょに消滅した。〇蔵も江戸代時代初期には子供名として流行したが、17世紀中ごろを境に減る傾向にあり、代わって〇吉・〇〇吉が増加しはじめる。昔から名に流行あり。

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長男子相続は武家の慣習であり、一般庶民にまで浸透したのは明治以降のことである。東日本では姉家督といわれる初生子相続が行われており、宗門人別改帳でも初生の女子を「嫡子」「嫡女」と記した。この家付き娘に婿養子を迎え、夫の能力と人格を慎重に見極めた上で妻が当主の座を譲ることもあった。

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日本にキリスト教を伝えたイエズス会宣教師フランシスコ・ザビエル。その兄の子孫が日本で司祭をしている。スペイン出身のルイス・フォンテス(泉類治)氏である。イエズス会に入り、25歳のとき日本に渡る。1995年、家系を調べていた兄からザビエルの兄ミゲルの15代目の子孫であることを知らされた。

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