大久保清朗 Kiyoaki Okuboさんのプロフィール画像

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映画研究、映画批評、表象文化論。博士(学術)。山形大学人文社会科学部准教授。山形大学人文社会科学部附属映像文化研究所副所長。『朝日新聞』で映画評。共著『成瀬巳喜男の世界へ』、『スティーブン・スピルバーグ論』など。訳書『不完全さの醍醐味』、『スピルバーグ その世界と人生』。大江健三郎『静かな生活』を読書中。

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明日から地元の映画館(フォーラム山形)で「シャンタル・アケルマン映画祭」が1週間限定で開催。『ジャンヌ・ディエルマン』がスクリーンで見られるというだけで感激。

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『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。愛の大団円を140分という悠揚迫らざる語りで見せる。どこまでも精緻で緻密。思えば『涼宮ハルヒの消失』(160分)以来、京アニ映画は一貫して〈急ぐこと〉を拒み続けてきた。冗長を恐れぬ緩慢さこそ映画の力である、という揺るぎない信念を感じる。

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遅くなりましたが、本日の『山形新聞』のコラム「極私的偏愛映画」で、高畑勲監督『セロ弾きのゴーシュ』について書きました。この映画は、小学生のときに杉並公会堂で見たのですが、思い出深い作品です。

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映画祭6日目。早くもクロージング。審査員を務められたジョアン・ヴィアナの『私たちの狂気』(YIDFF17本目)。タイトルからすると怖そうだが、一人の母親のドラマとして見応えがあった。審査員のサビーヌ・ランスランはオリヴェイラやアケルマンの撮影を手がけた。端正なモノクロームの画面が印象的。

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ジャン・ルーシュとエドガール・モランの『ある夏の記録』(YIDFF10本目)。これは再見。シネマ・ヴェリテはここから始まった。対象・人物へのアプローチ、「真実」なるものの疑念と信を提起する訴求力は衰えず。愛をめぐる映画であり、かつ、無関心をめぐる映画。

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『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』(藤田春香監督)。滅多に席が埋まらない地元の映画館が満席に。京都アニメーションへの静かな思いを分かち合う。それにしても、何という気品のある画面であろうか。画面の美しさの点では『天気の子』に勝るとも劣らない。

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本日発売の『ユリイカ』2019年8月号「特集=京マチ子」におきまして、「暁の歌を聴け――水木洋子脚本作品における京マチ子」を書きました。拙稿は水木シナリオ+京出演(『あにいもうと』『婚期』『甘い汗』『妖婆』)の特徴について論じたものです。お読み頂ければ幸いです。
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来週金曜日(6月2日)にBSプレミアムで放送される、ハワード・ホークスの『男性の好きなスポーツ』。わたしが大学生だったころから、この映画が放送された記憶がない。ソフト化もされてない。たぶん、すごく貴重な放送。熊がスクーターに乗ってしまうシュールなコメディ。要チェック。

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マルチェロ・マストロヤンニのように、地獄のように暑かろうが何だろうが、ネクタイをしめてスーツを着られるようになりたい。

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