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教師の目を掻い潜って、光悦はみたまに1枚の紙を渡した。 "いよいよ明日ですね。"
「新しい発見…?」 「そう、新しい発見!…例えば、隣の席の結月くんは、真面目そうに見えるけど、今日の現代文でうとうとしていたわ!こう、首かくっと揺れてたのよ」 「あははっなにそれ、変なの!」
「おいお前ら、特別にプール開けてやったけど、1時間経ったら片付け……………………おい。」 ホースから飛び出た水が、勢いよく結月の顔に掛かった。
_____完璧だった。 "みんな一緒に" "確実に"自×する方法。 「これなら、苦しくないですね…!」 みたまが胸を撫で下ろす。 「みんなで一緒に死ねるなんて、幸せですね!」 了も笑顔でそう言った。
「俺、姉貴が居たんだ。もう死んじまったけど。 親は悲しんだ。…結局、俺より姉貴の方が大切だったんだ。母親も、父親も。だから俺、こんなカッコで…これ、姉貴のフリだし。」 "女の子らしい"に包まれた彼は自分の容姿を窓越しに見て、それから溜息をついた。
「…じ、じサツの経験がある人に聞けたら良いですけど、そんな人いないですよね…」
「………………………あ。」 「…やっぱり。」 やってしまったという顔をしてる夏彦に、みたまは頬を膨らませながら返事をした。
「ンだよ。灯といぶきじゃねェか。うわっ何だこれ、趣味ワリィ…」 何処からかやって来た夏彦はその本を取り上げた。
「ううん、そんなのじゃなくて、もっと…」 「泉先輩は!最近、どうなんですか?ほら!あ、赤ちゃんの事とか……」 いぶきの質問を遮るように灯は咄嗟に尋ねた。