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「動くさ、オレも。」
「!?矢野さ…ッ」
「じゃあ跪かせてみろよ!!」
「迷子、みてぇなんだけど……」
「前まで右目の部分だけ感覚がなかったが、最近になって戻ってきた。正常に戻ったということだな。 …おかげで、隠すために伸ばしていた髪がくすぐったくて困るくらいだ。」
突然触れられて目を瞬かせる古谷に構わず、浪井の左の手が右目の形をなぞる。円を描くように指を滑らせたかと思えば、右目の前で力強く拳を握って勢いよく左へ腕を振りかぶった。
続いて梅園、片瀬、最後に朱雀。全員が違う"花"を吐き出していた。
いや…いた気がするそういえば……。数値的な意味でも毎回ドクターストップかけられる人………。