ばーとるびーさんのイラストまとめ

成城大の喜多崎親先生の講演「ギュスターヴ・モローのサロメ」
サロメ表象の時代的変遷、オリエント表象の問題、装飾を施すためにモローが参考とした図版の数々など、とても刺激的で面白かった。

池田浩士『火野葦平論』（インパクト出版会、2000年）読了。かなり多作の火野葦平が書いた作品のほとんどに触れつつ、戦争、石炭沖仕、戦後の自省など重要な観点が整理されている。河童小説についての位置付けも重要。問題として残るのは銃後に関する火野葦平の姿勢か。重厚な一冊だった。

大牟田の石炭産業科学館で６月15日から7月7日まで萩尾望都や古賀新一、鴨川つばめなど大牟田出身の漫画家の展示「大牟田マンガコレクション」が開催。（記事は西日本新聞2019.6.15）

西日本新聞の今度の連載随筆はブレイディみかこだって。きたよ地元っ子。福岡の話も交えながら掘り下げますって。ブレイディみかこの「やおいかん英国日記」3月7日から。

『カムイ伝』第二部、5巻まで読み終えた。1巻がひたすら猿の話でどうなるかと思ったら、その後もなかなかカムイが表立って出てこず、ようやく5巻でカムイや正助が出てきた。熊沢蕃山が恐竜の化石と語り合う謎の場面があったな。