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なさけないことに てんしとしては
まだみじゅくな わたしは
たましいを みちびくことは
できても たましいを とりこんで
いぎょうと かした たましいを
もとにもどす すべを
もっていない…
かみ または せいじゅくした
てんし… または
それにじゅんずる
そんざいでなくては…
そうかたる てんし…
おかしを わたしおえた
まじょは げんかんのドアに
かぎをかけ ランタンをてに
まちへと でかけます
ここすうねん まいとし
ひとりで おこなっている
いわば パトロールです
パトロールなら ひるまに
パトロールする ひとたちが
ちゃんと いるのですが
まじょの パトロールは
ひとあじ ちがうのです
そんな まちのはずれに
ひっそりとたたずむ
いっけんの いえ…
そこには ひとりの まじょが
すんでいました
かのじょは ひとよんで
たいようのまじょ
まちのひとたちに したわれている
かのじょは ことしも
こどもたちに おかしを
わたしていました
いま さいごのひとつを
わたしおえた ところです
きょうは 10がつ31にち…
いちねんに いちど
このせかいと しごのせかいとの
きょうかいが よわまることで
なくなった ひとのたましいが
しごのせかいから
かえってこられる
ハロウィンの ひです
まちは まよけの ランタンで
かざりつけられ
ハロウィンの かそうを する
ひとたちで にぎわっています