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時臣さんに助けられた私が狐城家を訪ねた際、出てきたのは彼の弟を名乗る、時臣さんとは違う輝きを放つ不思議な瞳を持つ少年だった。
彼は好奇心に目を輝かせて私を見て「兄に女の子の友達がいたなんて!」と笑いながら驚いていた。彼はそんなに女性の友達がいないのだろうか?
僕はカヲル。渚カヲル。君と同じ運命を仕組まれた子供さ。
君ならできる。じゃない。君となら、だよ。
いつも、君の事しか考えてないから。
シンジ君は安らぎと自分の場所を見つければいい。縁が君を導くだろう…
…そんな顔しないで。また、会えるよ。シンジ君。
妖怪シリーズ〈鬼童丸〉
涁然の親友で大妖怪。今は隠居して穏やかに過ごしている。涁然より勿論年上だが、涁然の剣の腕を見込んで親友となる。かなりの剣豪。
「よく参られた。我が名は鬼童丸。父は酒呑童子というが、ご存知か。まぁ、隠居した今、知らずとも構わない話だがな」
魔術師の娘「父はかつて恐ろしい魔術師だったらしい。でも、母と出会い、勝負で負けて変わったそうだ。皆、父を悪く言うが、あんなに瞳の綺麗な父が悪者だなんて、私は信じない」
その男はあまりに強いが故に最果ての塔に閉じ込められているらしい。しかし、彼は外にいた頃よりも幸せそうだと言う…