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「つまんではがす」oil 66-81cm つまんで剥がしているのだが、何を?剥がしているのかは、誰にも分からない。硬い毛が生えていて液体が滴り層を成し筋張ったものが見える。生命体のようだが、なんなのかまるで分からない。ただ剥がす快感なので剥がし続ける。これがアート。
「大地の穴」oil 73-91cm 大地に穴が開いていたので頭を突っ込みます。気持ちがいいので腰まで入ります。うれしくて足をバタバタしています。
「植物にも血が流れている」oil 66-81cm 枝を描くつもりが赤い線で始めてしまった。枝の向こうの空間を描くつもりが絵の具が盛り上がってきて線より高くなって。やがて枝というより臓器の血管のように絡まってきた。壁にかけたら反射で光って濡れて見えた。枝の絵がいつのまにか光に満ちた生命になる。
“I wanna get into this gap.”「この隙間に入りたい」
liveという言葉は、loveという言葉より痩せている。生きるためには細い隙間に入らねばならない、木の根のように。女の裏の壁に、赤い隙間が見える。この女は愛するより生きて生き延びようとしている。
「肉体相剋 bodies polishing each other」
63×209cm oil
女が、長い柔らかい金髪で、美しいピンク色の肌をして扉を開けようとするが開かない。肩幅の広い女が硬い短い黒髪をしてハサミを用い、金髪の女性の服を切り裂き、その肉体を露出させる。黒髪の女は自分の顔を女優のように美しいと思う。