//=time() ?>
『どうせ、この夏は終わる』
これは良かった。
人類に滅亡という終末世界が迫った中の、少年少女たちの「人」の姿を描いた作品。
で、青春物語はそれはそれで良かったのだけど、本作は何よりも構成が見事で、作中(最終章)に描かれた作者がやりたいことを、本作で見事にやり切っていたのが凄かった。
『メルヘンザッパーデストロイヤー』
地球外生物兵器ヴィトロムとの戦いから2年。軍の生き残りの占田と何故か組織に追われるセーラが、徐々に心を通わせるお話。
厳しい世界観で活き活きと過ごす人達の優しさに、心温まる。設定の組み合わせの妙によって2転3転するバトルシーンは見事でした。
『記憶喪失の俺には、三人カノジョがいるらしい』
記憶喪失を『仕掛け』として使うことで、様々な疑問を想起させ、青春物語をミステリー風に仕立てた作品(だと思う)。
クラスメイトの反応は何故なのか?何故彼らはこのような行動をするのか?等、本当に少しずつ明かされる事実が面白い作品でした。
『ネットの『推し』とリアルの『推し』が隣に引っ越してきた 1』
推しVTuberの静、推し声優のひより、幼馴染の真冬。隣に引っ越してきた3人の胃袋を掴む所から始まる、ハーレム系ラブコメ。
推しの普段の姿を知って仲を深めると共に、私生活を存分に破壊してゆく彼女たちの行動が面白い作品でした。
『あのね、じつは、はじめてなんだ。』
初々しい二人が最高!
遊んでいると噂されるが、実はうぶで両思いな二人が、ある事から付き合い始め、ゴールインするまでを描いた作品。
先入観に左右されながらも、二人がお互いを思い合いながら徐々に近づいていく青春模様がとても素晴らしかった!
『「一緒に寝たいんですよね、せんぱい?」と甘くささやかれて今夜も眠れない』
不眠症に悩む獏也。彼は、夜公園で出会った君鳥ちゃんと不眠症治療の為、夜な夜なひとつ屋根の下で過ごす事に。
ドSな小悪魔系後輩女子の君鳥ちゃんが、ひたすら獏也をおちょくる会話劇がとても秀逸で面白かったです。
『恋は双子で割り切れない5』
純の決心を背景に進む、3人の関係性。
地の文でこれでもかと積み重ねられる、3人それぞれの視点による心理描写が秀逸。
話の展開はある意味予想通りでしたが、双子という切っても切り離せない家族という関係性があるからこその苦味や甘みがとても良かったです。
『南国カノジョとひとつ屋根のした』
すっごいストレートなラブコメで良かった!
怪我により陸上を諦める事になり、失意に暮れる行足葵。そんな彼が居候先で、島崎ナイアを通じてダイビングとの出会い、自身の居場所を取り戻すお話。
まさに、南国のビーチのイメージのキラキラした作品でした。
『最強デスビームを撃てるサラリーマン、異世界を征く1 』
女神の手違いで死んだ無趣味男・入江海斗は、『収拾欲』『獣耳欲』『光線欲』の3つの「要素」を得て異世界転移。
万能ビームがあれば大体OK。ケモミミもふもふなで可愛らしさ満載な、チートスキル系成り上が系作品。
#HJ文庫新刊