｢【想起し《全てを覚えて此処を出》】ます｣
｢あ、の…お手柔らかに、お願いします、ね、怪我は、誰しも、嫌なので…｣
｢あの何がどうなっているのでしょうか(1周回って冷静だし元が元なので見目に変わりが無さ過ぎる奴)｣
｢…ァは｣
｢僕、じゃない、僕はやってませんだってそんな、どうして僕が、そんな、事…！｣ 【反論】 確かに資料に記載されている通り、自分の体液は劇薬と化している。でも僕は誰も殺そうなんて思っていないし、皆の喜ぶ顔が見たい一心で料理をしていただけだ！
｢──────────『巳祢君』！！！｣
｢ほう、お前だったか。秘密の持ち主は｣ 【福崎の反論】朝来の言っていることは事実だが、市川を殺害したのは自分ではない。自分の薬が使われたという証拠はないし、市川を殺害する理由がない。自分は市川が心臓病を抱えているという秘密を見て、それを治療するために面談を重ねていたのだ。
