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ファンテ兄さんのナノマシンが稼働している限り、彼に壊せないものはほぼない。
自身の脈動、周囲の振動を操作できる彼の能力は、信じられない物理的な破壊力を出すことができるんだ。
半面、刺激に鈍感でもある彼は、いつの間にか怪我をしていてよくレジーナ兄さんに心配されているね。
カローリは、"エイブラハム"の動向を妙に詳しく知っている。
情報源があるからだと言うが、誰にもその正体は明かさない。
不審に思ったドヴァがある時ヴォースィミに訊ねると、彼は
「カーリャは絶対に話さないよ」「そのスパイに弱みを握られてるからね」と答え、
ショットグラスを差し出した。
スペードのA「アッソ」は、全カードの中でもっとも特異なナノマシン性能「サイコメトリー・サイコキネシス」を持っている。脳への負荷はチュー以上だが、何故か人体と共存できている突然変異の成功作だ。
全てを知り、全てを操り、全てを騙す。
サイコキネシスの有効範囲には、"人間"だって含まれる。
本日、物語が新たに。
20xx年、マフィアの世界もリモート会議を行う。
会議室は少人数参加で。画面の向こう側に構成員。
出席できないジャックは、ピリピリしながらメッセージを送る。
"招待ありがとう。スペードらしい丁寧な仕事ね。助かるわ😃"
痛烈な皮肉に調整役のレジーナは困り顔だ。
搦手を駆使して勝ちを取りにいくのがダイヤスートの常套手段。
その象徴が、口のうまい"キング"だ。
真っ向勝負を得意とするクラブにとっては相性最悪のようだね。
もっとも、戦場が変われば一気に形勢逆転するけれど。
特にカローリはキングとの話し合いを大の苦手としている。
次回6/2 ゲーム更新
レーこと「ミケーレ・スパーダ」は、大資産家の父から様々な大企業の株を譲り受けた投資家だ。
慈善活動家としても知られており、教会や貧民たちに多額の寄付を行う。
また彼は一流を愛する美術愛好家でもある。
彼の秘密のコレクションを見に、有名な政治家が訪問することも多いとか。
キミはどこかの拘置場で目を覚ました。
看守に状況を聞くと、どうやらキミは"事件"の容疑者として逮捕されてしまったらしい。
本日、物語が新たに。
11-1のお話が更新された。
ゴッドファーザー殺しの犯人とされるドヴァ。
記録によれば9月4日に彼はゴッドファーザーの部屋の扉を抜けていた。
そして3発の銃を――。
ドヴァは思い出す、あの日のことを。
本日、物語が新たに。一般は10-5、アジトの家族は10-6のお話が更新された。
たとえ、そんなつもりが全然なくとも
間違え、間違え、間違え続けても
勝手に生まれた勝手な絆が、
何かを変えることもある。
運命を変えることもある。
次回更新は4月21日。一般には10-5、アジトの家族には10-6のお話が追加される。
エイトは録音機能のあるペンを取り出し、議論をはじめた。
――運命なんて大嫌いだ。
そんな言葉を思い出しながら。
勝負はフェアじゃないと面白くない。
次回更新は4月14日。一般には10-4、アジトの家族には10-5のお話が追加される。