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佳:お兄様。お相手の方にはいつ会わせてもらえるのですか
温:何の話?
佳:最近、お兄様の周りには複数の女性の影がチラついています。佳樹が面接の上、スケジュール調整や進捗管理をしないことには
温:進捗管理……? お前になにを管理されるんだ?
佳:だから……進捗です
温:だからなんの?!
八:こないだ菜飯田楽を食べたの……
温:口に合わなかったのか?
八:美味しかった……凄く
温:じゃあいいじゃん
八:お肉入って無いんだよ? それなのにあんなに美味しいとか
温:それに何の問題が
八:だってお肉を裏切った罪悪感みたいのが。温水君なら分かるでしょ?
温:えぇ……分かんない
焼:ぬっくん、女子力を上げるにはどうしたらいいかな
温:なんで俺に相談するんだ?
焼:だって、私の周りで一番女子っぽいし
温:いやいや、俺メッチャ男だし。女心とか分かんないし
焼:だって小鞠ちゃんが、ぬっくんはどんな時でも女子的な役回りだって言ってたよ
温:……それ、違う意味だから
八:温水君、電車通学なんだ
温:ああ、市電と渥美線で。俺の家、市役所の辺りだし
八:え、全然自転車で来れない?
温:だって疲れるじゃん。夏は陽に焼けるし
八:いいじゃん、陽に焼けたって。そっちの方が男らしくない?
温:俺にその要素、必要か?
八:うん、必要ないね
温:珍しく意見が合った
小:え、SNSとか、な、なんか怖い……
温:怖くないって。皆イイネしてくれてるし
小:し、知らない人が、わ、私に♡マーク付けるとか、訳分からない……
温:イイネだし。挨拶みたいなもんだから
小:い、いいね…? な、なんか怖いし、み、みんな、いいね付けちゃ、ダメ…
温:そんなこと言わない
佳:断捨離をしようと思います
温:なんでまた
佳:まず子供部屋は二つもいりません。一部屋で充分です
温:荷物が入り切らないだろ
佳:布団は一組で大丈夫です。勉強机もお兄様のお膝に乗ればいりません
温:お前、高校生になっても俺の膝に乗るのか?
佳:何か問題でも?
温:問題しかないぞ?
焼:ねえ、ぬっくんってなんで友達いないの?
温:焼塩さん、いきなり過ぎない?
焼:だって気になるし
温:中学の頃は……少しは……
焼:いなかったよね? あたしらオナ中じゃん
温:えっと……確か卒園式の日、友達と別れを惜しんで泣いた気が
焼:……思った以上に遡った
八:温水君が私に惚れたエピソードを決定しました
温:なにそれ怖い。マジで
八:入試の時さ。消しゴム忘れて困ってた君に、私のを半分に割ってあげたじゃん? 完全に惚れられムーブだよね
温:……それ、俺じゃないんだけど
八:え……じゃあ、あれ誰?
温:俺に聞かれても
温:八奈見さん7月といえば
八:そう! 7月1日は井村屋あずきバーの日!
温:思ってた流れと違う
八:では前歯で齧ってみようと思います!
温:なんでそんなこと?
八:大丈夫だって。私、虫歯とか無いから――っ!
温:……八奈見さん?
八:…………
温:皆さん。八奈見さんが沈黙したのでまた明日