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#青き光は銀を穿つ
「器、手ニ入ッタ。コッチガ空クトハ思ッテナカッタカラ嬉シイナァ。オレ、ソッチノ金髪ガ空クト思ッテタカラサァ」
クスクスと笑う幸?の周りを黒い霧が取り囲んでいく
「暴レル前ノ準備運動ニ、付キ合ッテクレヨ。ナァ?」
#青き光は銀を穿つ
攻撃を仕掛けたのは、先ほど倒れた筈のメアだった
首回りが赤い大きな結晶のようなもので覆われ、蛇限に似た仮面をつけている
攻撃を仕掛けた左手だけが、結晶に浸食されたような手となっていた
ばちり
背後で大きな音がした
「」
何事かと思い後ろを振り返る
間も無かった
見たことのないような巨大な手
赤黒い
周りには立方体の何かが浮かんでいた
それで形成されているのだろうか?
息を飲んだ
逃げないと
だが走り出すのが遅かった
呆気なく巨大な手に身体を掴まれ引きずり込まれてしまった