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破滅の恋人1巻 凄く凄い良い 良い子の現実からほんの少し離れた透き通った美しい静寂に浸る 少女が知り得なかった感情の芽生えを言葉にならない内面風景で描出する 壊れたピアノが鳴らす打鍵はガラクタだらけの幽霊屋敷に息を吹き込むようだった 煙草の煙のように揺蕩う流動的な感情 時間の流れが絶品
スティアの魔女 1巻 凄く良い 渡し船の少女の穏やかな生活のお話かに見えて少女の心に根付くとある悲しみが話を追うごとに表面上緩やかに色濃くなる 派手さはないけど設定の小出しが巧みでみるみる引き込まれる面白さ 絵の質感から豊かな異世界情緒が匂い立つような美しいファンタジー いい漫画だ...
風街のふたり 2巻読 孤独な老人と少女が出会い別れて過ごした日々の揺曳のような 隣に誰かがいた残滓は別れの多かった老人の長い人生の中で結晶化する 人との出会いと交流が人生に刻む恩恵を双方の視点で暖かなタッチで描くとても良い漫画だった 出会いただ別れただけの日々も無為ではなかったと思えた
ムシ・コミュニケーター 2巻も面白かった 内気でクラスでひとりぼっちな自分を脱却したい少女と華やかな蝶の群れ 羽化を待つ幼虫 光を失う蛍などテーマに親和性がある 人と虫の声が判別し難かったり何か見透かした口振りな虫の存在が仄めかす静かな危機感が怖い やっぱシンプルな作画がキマってて好き
おとなのずかん改訂版 切実な想いがあらかじめ失われた物語であり他人同士が家族になると言えば聞こえはいいけど行き場の無い喪失の翳りが全編に滲み切ない 途絶えた過去と現在 これまで逃げてきた男としての家族における役割を目の前にしてこの主人公がどう生きていくのか先が気になる1話だった