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『鬼火』 アルフレードが美術史専攻だと知った消防士たちが、からかい半分で名画ジェスチャーをするシーンが可笑しい。 王家の居間には何かを暗示するようにジョゼ・コンラート・ロザの18世紀の絵「結婚式の仮装パーティー」が鎮座している。
昨日、311の日は、国立新美術館で「ダミアン・ハースト 桜」展へ。 死と再生のイメージとともに、まるで満開の下を歩いてるような陶酔感があった。それぞれの桜には冠がつけられていて、ユーモラスな部分も。ハースト幼少の頃、母親が描いていた桜の絵の思い出がベースになっているとか。
『リング・ワンダリング』 ニホンオオカミの作画に悩む漫画家志望の青年が、白い犬を探す少女と出逢い、東京下町の古層に迷い込む幻想奇譚。 オオカミの絶滅と東京の悲劇の遠因が、彼が描いている漫画世界で重層的に絡み合い、意外な着地を見せる。丁寧な作り込みと、現在に続く深淵な連環に心震えた。
『ミゲルの戦争』 レバノン出身で、今はスペインで通訳をするゲイのミゲルの半生を、擬似映画制作や切貼りアニメを駆使して描く。監督の辛辣なツッコミと彼の反応が面白い。75年に始まるレバノン内戦と背景、赤裸々なヰタ・セクスアリス、タクラというシリア人乳母への思慕。ジーエの街並みも魅力的。
『サタジット・レイの世界』シーズン1 全4話@ネフリ。 面白かった。レイ監督の短編小説を脚色・映像化。ロッド・サーリングやヒッチコック的ストーリーに加え、インド万華鏡世界に幻惑。グラフィック、映画、文学を横断した監督のストーリーテラーとしての側面が伺い知れる。特に1・3話が良い。