諸隈元シュタインさんのイラストまとめ

早逝は不幸だけど妻との関係は微笑ましく映る
だが第一次大戦の勃発よりも、愛する妹の結婚に衝撃をうけ、それを機に自分も「結婚するつもりだ。幸いヴァリとではない」とパトロンに告げて恋人を棄て、妹の妊娠に触発されて描いた『若い母』と題するこの絵を妹の結婚記念に贈ったシーレは、やはり剣呑

思わぬ雑誌から執筆依頼を頂いたのですが、メールの文中で「ヴィトゲンシュタインに大変造詣が深い文学者」と呼ばれ、コーヒー噴きました
今日も法律事務所でバイトしつつTwitterしてるだけなので「ヴィトゲンシュタインに詳しいフリーター」でいいですよ
掲載されたらフリーライターに昇格いたします

一番有名な絵これか
日本にも来た『女の三世代』
タイトル通りの主題だが、女性の一生を一枚に収める平凡な着想を非凡に仕立てる妙技
女の老いは手に表れる
粋な文様を背景に、画面中央に据え、そこ（だけ）を執拗に、彫り込むように描く
やはりクリムトの女は恐い
#どうでもいいローマ国立近代美術館

「君は成長する植物のようだ。こんなふうに描きたいと思う人間は過去いなかった」
とジローに告げたピカソが『花の女』を描いたのは、マティス宅の訪問が契機
マティスが彼女を見るや肖像画のイメージを語った事に刺激されたピカソ ※64歳
「君の髪をグリーンで描けるのはマティスだけじゃないぞ！」

「女の三世代」
所謂「黄金の時代」に描かれながら死の香りが濃く、華かな装飾に長けただけの画家ではないクリムトらしい佳作
構図や色彩のバランスも見事で、評価は高いのにローマにあるため不当に日陰の身
制作された1905年はヴィトゲンシュタイン姉の絵が描かれた年でもある（これが言いたかった）