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日本美術刀剣保存協会長崎支部さんのイラストまとめ


日本美術刀剣保存協会の協力団体「長崎支部」のアカウントです。講習生制度始動しました!長崎の地において、皆さんが気軽に日本刀を楽しめるような活動をしていきます!刀剣会の常識にとらわれず、軽やかなフットワークで頑張ります!サブカル成分多めです。
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写真は太刀拵、半太刀拵の兜金についている金具「猿手」です
猿が手を繋いだ様な意匠がされていますね
これは、馬上にて片手で太刀を振るっていた時代、太刀の落下防止の為に手首に巻きつけていた、腕抜緒を通す為の金具です

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4,そこで生まれたのが半太刀拵です(あと、多分流行)
半太刀拵は腰に差す打刀形式の拵と言えども、太刀の様に鞘尻が上を向くので馬のおしりを叩くことも少なくなり、仮に当たったとしても、先っぽでは無いので馬も安心です  

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しかし、いくら徒歩戦が増えたとは言え
武将や伝令は馬に乗る事も多々あります
すると打刀では馬に乗ったとき、鞘尻で馬のおしりを叩いて興奮させたり、また馬を傷つける可能性が出てきます  

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馬と拵の関係性の図です
1,平安、鎌倉期(南北朝も一応)は馬上での戦いが主流ですので
馬の上からでも刀が届く必要があります
ですのでこの頃の刀は75cm以上と長いものが多く、刀が長くても抜きやすい太刀拵が一般的です  

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