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君が泣くのなら
その涙を僕にくれないか
真っ白な雪に埋もれ
僕達は眩しい雪空を見上げる
君がふと呟く
雪と一緒に溶けてしまいたい
君と一緒に溶けたっていいよ
君は僕を見つめくすりと笑った
時間よ止まってはくれないか
海上フェリー
あの時の君は美しかった
声をかけることもなく
僕はただ見つめた
麻の黒いノースリーブから
真っ白な腕が覗く
2年後
僕の隣に君は座った
肩くらいの髪も白い肌も
あの頃のまま
ただ違ったのは
君が僕に話しかけたこと
海の色が綺麗ですねと
あどけなく笑うあなた
いつも二人でいたかった
どうしてあの人を私に会わせたの
派手なワンピースを着て
やたらと口紅が赤かった
ああ面倒だな
あの人も
あなたも
限りなく広がる海
古い漁船
何処へ行こうと言うのか
南の島だろうが
凍りつく街だろうが
私は変わらない
相変わらず
寝てばかりで
笑うこともなく
しらけた顔をしている
翼を失くした鳥は
もう飛べない
愛を歌っても
届く筈もなく
一人うなだれる
嗚呼私は普通になりたい
花の香りが鼻腔をくすぐる
朝の雫がぽたりと
太ももに落ちた
毎朝の変わらない
ルーティーンに
色を添える
仕事しか脳のない
私にとって
彼の意地悪な遊びは
心臓を撫でた
今日も彼は
私を見つめるだろうか
シャワーの後
似合わぬ派手な下着をつけ
会社に向かう