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暴風に破壊されていく基地施設を遠くに視認しながらベヒーモスが合流した
「ゼクス、アトラスベースが少々不味い事になっているけど」
「分かっている、早く終わらせないと……」
彼の言葉を聞き終わる前に、アインは分離した二機に対して銃弾の雨を降らせる!
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襲いかかるCレックスの群れに向かって斬撃を放ち、それを躱し攻撃してきた機体を返す刀で斬り倒す
「敵の動きが良くなっている…!」
レックスの群れと戦うゼクスの視界の端に高速で飛翔する機影、無人機シャッテントーンが高速で通り過ぎた
「あの機体か!」
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ゼクスは深呼吸し、敵機の機体構成を観察する
頑丈な巨拳、ビルドアップした人工筋肉……しかしそれだけのパワーを出すならば負荷がかかる場所があるはず……
(……手首だ)
狙いを決め、戦術刀を構えたその時、ブラッドが大鉈の一本を煉牙の左腕に投擲した!
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煉牙は思わぬ機動力で側転しアンゲルスの斬撃を避けた
煉牙の巨拳の手のひらから迫りくる紫電をゼクスはバックステップで避け、最後に刀を地面に突き刺し避雷針にして防いだ
「硬そうだな…削いでいくかァ……」
紫電は周囲を焼き焦げ付いた匂いが立ち込める
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しかし本当の目的は彼の情報体に対しての激しい怒り、憎しみに興味を惹かれたからだった
「遠慮は必要ありません、思うがまま……存分に暴れて下さい」
そう、彼はこの目で見たかったのだ
「キミの憎悪を見せてほしいね、『大尉』」
彼の憎悪と憤怒を──
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