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Chapter.4 【███の██】
☒視線の先には見慣れないものが、見慣れたものがある。知らない誰かが倒れている。
☒陽の光が照らすなにかを見つめている。
☒君達も私も、きっと今はヒーローだ!
☒叶う夢を目標と呼んで、叶わない夢を戯言と呼ぶ。
☒そしてそのベッドの主は息を止めていた。その耳に歌声は届いただろうか。否、鼓動さえ。
☒火照る体と、燃えるような血の熱と、弛緩した肉体の重み。幸運は決して幸せを運ばなかった。
☒目には見えない強い力で、我々は縛られる。
☒それが目玉をこちらに向けてばかりいるのは、身体に血が巡っていないことの証明だった。
☒みんなの友達、頼れる存在、あなたの隣人…または死体。