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原恵一の絶大なる安定感を盲信していて、何の予備知識も入れず、公開半月を経てノコノコ劇場に訪れた『かがみの弧城』満席の場内、予告編程度の情報量を遥かに凌駕する物語り展開に慟哭!後半以降はただただ胸掻きむしられながら、涙腺崩壊…。被害救済の表現世界に、加害の更生論など無用には、絶賛!
異文化を舞台にした作品を描くときの違和感はその国の言語以外に、時代考証は基よりまず「ディテール」をどれだけ突き詰めているか、が作り手の真摯さの本質。どんなに荒唐無稽な物語りであっても、細部の隙が無いほどフィクションはリアルに近づく。マイケル•マン『TOKYO VICE』 その完成度に興奮!
細田守『竜とそばかすの姫』を観た翌日、横浜聡子『いとみち』を。主人公の設定背景はほぼ同じ、音楽が歌と三味線の違いあれど高揚感においてはどちらも映画的で素晴らしいのだか、母を亡くした女子高生の機敏を丹念に描いた横浜作と、人物の構成力の浅さが改めて露呈した細田作、脚本力の差が圧倒的。
怒涛の2020年ラストは『ワンダーウーマン1984』いままでなら数あるハリウッドアメコミ大作の中の1本と観流してた恐れさえあったはずなのに、当たり前が当たり前で無くなるなんて…感慨深くもアタマ空っぽで堪能♩80年代カルチャーにどっぷりの世代にはたまりません!ガドット嬢の濃い目メイクに髪型♩
確定申告の準備が整ったので、休日久々に映画三昧、朝からハシゴで4作♩
『つつんで、ひらいて』
『風の電話』
『Red』
『スケアリーストーリーズ 怖い本』
全勝の予定が、んーっ、1勝2敗の1引分、打率低ッ…。
2敗の作品揃って、作劇的辻褄合わせを怠った時点で冷めてしまう、という有りがちな凡作。
『アルキメデスの大戦』軍部の先軍思想が正に、岩手県予選でのエース登板回避に対する、玉砕を美徳と礼賛する世論の風当りそのもので薄ら寒い。6年前の特攻モノを観て信用ならない監督だと認識、以降観るのを避けてきたが、ここをキチンと描いたことと、角替和枝さんへの礼節に、改めて再評価。秀作。