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柚木麻子『らんたん』読了。 恵泉女学園の創設者・河井道と、そのシスターフッド一色ゆりの二人を主人公とした大河ドラマか朝ドラ的な作品。 史実に基づくものなので、スッキリしたフィナーレもドンデン返しも無いのだが、熱量の多さは伝わってきた。
劉慈欣『三体 Ⅱ 黒暗森林』読了。 三部作の真ん中にあたる第2部は、途中まで冗長で読み続けるのに苦戦した第1部と違い、展開の流れがスムーズでスケールもダイナミック! この時代にアーサー・C・クラークやアシモフの頃のような、いかにもの大作SFを読めるとは思わなかった。