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「家族とは。」
結婚にメリットがあるかないかなんて僕は知らん。
どんなに人間が嫌いだろうと、
どんなにひどい目に遭ったことがあろうと、
一人きりの人生は退屈だ。
それが僕の揺るがない経験則であり、
理屈などどうでもよい。
「それでよい。」
価値観の近い人間とは
一緒にいると楽しくはあるが
一緒には長く暮らせないということを、
僕は大学生活でイヤというほど学んだ。
だからベクトルはいつも正反対を向いていた方がいい。
「ごめんオータニ。」
いつも距離を間違える。
普段「クソ童貞」などと僕を馬鹿にして
大爆笑しながらおにぎりを2つ3つ頬張るような人間だけに、
その初めて見る真剣な顔で
僕の罪悪感はメーターを振り切った。