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33
マリーに可愛い首輪を買ってあげようか。首輪は嫌がるかなあ。新しいおもちゃがいいかな。
僕はこのまま静かに人生を終えるんだろうか。
長い人生の中では一瞬のような思い出だけを生きがいにして?
もっと違う人生が、まだあるのかなあ。
仕事以外の何かがまだ。
こんな僕にも。
30
思い出したくないから、僕は取り憑かれたように仕事をして、いつの間にかお金持ちになった。
それは幸せなことなのかな?
引退して、考えてみると僕は呆然としたまま何十年も過ごした感じだ。まるで他人事のよう。
何でも買えるけど、喜ばせたい家族がいない。
それは不幸なのかな?
22
マリーはすぐに店を辞めて僕の所へ来た。
僕は必死で働いた。何でも買ってあげたかったから。
鼻歌を歌いながら動き回っているマリーを見ているのが夢のように幸せだった。
もしも、そのころお前を見つけても連れて来てあげられなかったなあ。
マリーは猫が苦手で触ることもできなかったから。
20
あー!ヤダヤダヤダヤダ
今度は花束持って来たの。
1本じゃなくて!
なぜ嫌なのか。。。
先週バラを差し上げたら、あまりにも嬉しそうだったので、バラがお好きなんだと。だって!!
喜んでたじゃん?
バカじゃないの
好きなのは薔薇じゃなくてアンタよ。
って、言ってしまったのよ。
つい。