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「でっかいゾンビ倒した後に恋バナって、ふふ、緊張感ないな~。でもそういうのもいいかもね」
こんな時だからこそ、他愛のない会話がとても愛しい。
気絶したように眠る2人を抱えたアリス、オズワルドは拠点までの帰路につく。
「俺は超絶幸せにしたい人と結婚する!のが夢!」
かくれんぼの時同様、高らかに宣言する。しかしかくれんぼの時とは違い、彼には強い意志と覚悟が感じられた。
「と、トレイシーちゃん…!いいのかい…?」
効果音にすると「きゅん」が正しいのだろうか、幼い少女の温かい優しさでキャンディ一つでも身体中が満たされるような気分だ。「うん!」と頷く彼女を見て、にっこり笑って包み紙を開く。
ぱっと顔を上げ、二人を交互に見やる。するとオズワルドが「俺できるよ」とニッコリ顔を向けた。
「俺、結構車好きだから、運転手なら任せてほしいな」
手袋を外し、彼の頭を──イーデンの頭をそっと撫でる。その手の温もりに安心したのか、イーデンは小さく息を吐き目を細めて安堵する笑みを浮かべた。
それを見た他の面々も、「掃除お疲れ様」「ありがとね」といった言葉を三人にかける。降り注ぐ感謝の言葉に、彼は擽ったそうな、それでいて嬉しそうな笑みを浮かべた。