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アラズ地方古文書より抜粋④
猟師の話によると大量発生した奴らは追い詰められると身を丸めて逃げ隠れようとする習性があるらしい。
その大きさであれば【きよめいし】で変異した皮だけを封印できると巫女は言っていた。
しかし、長期間の封印は難しいらしく、一ヶ所に留めては危険とのことだった。
アラズ地方古文書より抜粋③
『いいえ、もう虹の噂はめっきり聞かなくなりました。神隠しに遭った村人達の捜索も立ち消えになってしまったそうです。
だから私も考えすぎないようにしています。誰が減っても、誰が増えても、気になりません。
ところで村長の息子さんはあんな姿だったかしら?』
アラズ地方古文書より抜粋②
最近、村の者達から妙な話をよく耳にする。
空いっぱいに広がる帯のような虹を見たらしいのだ。
晴天を割るそれはたちまちに消え去り、目にした者達を神隠しに遭わせると言う。
ただの噂話だとよいのだが、近頃は山や川に奇妙な獣が出るらしいから、何かと物騒である。
アラズ地方古文書より抜粋①
何者かが言った。
『皆の居場所を創る為だ』と。
何者かは大陸を運んだ。
何者かが言った。
『決して許されぬ命だ』と。
何者かは時間と空間を切り離した。