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こそっと裏話。超絶シャイな酒徒家の坊ちゃんと仲良くなりたいいきものが持参したiPadで描かれた作品群。「山下埠頭に停泊してるような船ってリクエストされたのに貨物船描いちゃった」と後で後悔していたいきものだが、気をひく効果は十分にあった様子。しかし坊ちゃんもお父さんも絵心ありすぎ。
これらを今の中国では東北布って呼んでるけど、全国どこにでもあって使われてたものを東北布って呼ぶのはおかしい。本来の呼び名は大花布。80年代にはケンゾーが服にしたけど、本来は服にするもんじゃなく用途はもっぱら布団がわ。これらは70−80年代のもの。
なんでこんな時期にこんな洒落乙なスタイルブックが出てきたのか。50年代といえばあれです、中ソ蜜月。当時はワンピースを連衣裙と呼ばずにロシア語の音訳で「布拉吉」と呼んでたくらい、ソ連にベタぼれでした。ちなみにソ連の50年代のスタイルブックはこんな感じです。似てませんか?
ツーピーススタイルから旗袍まで、いわゆる「中式服装」も豊富ですが、どれも創意工夫にあふれ、しかも西側の流行をさり気なく採り入れています。58年といえばちょうど大躍進が始まった年。まえがきには「〜大躍進のもとそれにふさわしい文化芸術レベルを高め〜」と無茶ぶりなポリシーが書かれてます。
50年代後半に出た中国のスタイルブックは、この上海服装公司から出版された『服庄 1958-1959』以外にもいくつか見ましたが、どれも目を疑うほどおしゃれです。その中でも『服庄』は飛び抜けておしゃれで、当時の西側のスタイルブックと比べても遜色ありません。
順徳の婚礼衣装屋からもらってきたパンフ。さすが広東風俗は豪華絢爛、どっしりと盛り上がった手刺繍の密度は圧巻なれど、刺繍の密度でその家の台所事情が一目瞭然というエグい事実も浮き彫りに(苦笑