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音像と電子音、響音と共温、今日を殺してまた生き延びた寿命、誰もいない、誰ともいたくない感情を、ブランコに乗せて遊んだ。碧色でキャンバスを塗る、海と森と潜るための音楽、しんどいなんて出鱈目の、振動なんて幻想の、私たちの神様。手に触れてはまた生きた、あなたは私の、唯一の息骸だったんだ
飛ぶための羽根、消えるための空
水色を泳ぐ、群青を纏う
ここは透明な膜に潜る海の中だ
水槽がまだ淡い皮膚に触れる頃に
私はずっと月灯りに願っている
空を飛びたい、消え去りたいと
透明にして、聡明にしたい
あなたの心臓を奪うような
煌びやかな光になりたいよ
どうか、花、風鈴を。「群青羽歌」
あなたからの手紙で私は生きていた。言葉を食べている。ずっと、永遠に。愛しているという言葉を心臓に捧ぐ。好きだという囁きを肺に飲み干して。雨が降るようなあなたの言葉を糧に。球根が息をするように、求婚をして。レインリリー、便箋を待ち侘びるの。赤いポストから羽根が、水滴になる。花弁と雨
彼の手も骨もいつか膜になった子が、僕のお腹の中に永遠に存在しないことを考えると、生まれた時から剥がされた船が、黒い宙をずっと漂っていて、どこにも着地しないまま、夢の中に溺れている気持ちになる。博物館に展示された蝶みたいだ。僕はあなたの子が産めない。生まれた感情を、埋めるしかない。
猫に埋もれて死にたいので、ダイイングメッセージはねこと書きたい。日夜研究を重ね遂に生まれた巨大ねこ。これで私もネコバーガーの一部になりたい。挟まれながら指にケチャップを付けてそのまま息を引き取りたい。猫が増えたらねこくらまんじゅうをしたい。お尻に挟まれたい。そのまま埋もれて毛玉に
瞬間と刹那と感覚の隙間に、数字並べて列になった視覚たち。12が踊って回転している、忙殺されて何も見えていない間に、君だっていつか消えてしまう。手と指の間隔から零れ落ちた感性たちも、砂時計みたいに転がって、星の砂だ、瞬きと閃光がまだ息をしていた。どうやらここはずっと時計の中みたいだ
水中で生きてるみたいな曖昧に塗れて酸素も遠いような日常では、水遁が必要だな、隠れないとな、豚カツが食べたいなとか、机に散らばったノートを置いて歩き出す。どうでもいいこと沢山集めて宝物になったなんて聞いたことないな、踊らないとな、歌い出さないともう間に合わないや、空の向こう側へ行く