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『雨は降りやがて』
赤い傘を差す人とすれ違う
自分は雨に濡れたままで
靴や車に弾かれた飛沫
足を冷たく浸した涙は
アスファルトを翻り
再び空を舞う
全身で雨天を感じながら
思い更ける
君も一緒
自分も同じ
誰もこちらに気付かない都会
その冷たさが心地良いのだ
今日も街には雨が降っている
『何を思い何を見ているの』
君の言葉は私ばかりに向いている気がするんだ
君が怖い
鋭い言葉が怖いんだ
ただそれたけ
友達ってどこまでが友達なんだろうね
思いやりはとてもあると思うんだ
けれど、私とは感覚が違うみたい
善し悪しの基準も
嫌なことは嫌だって言ったら
君に嫌われちゃうのかな
他の主な人物なのね。
紫(一枚目)、司陽(二枚目)
紫は素直で我儘を言わない。
勇敢な一面もあるけど内心は不安だったり怖かったりもする。
司陽は紫の友達。何も考えていないように見えて実は色々と考えている。
心には淡い三日月が宿る影の子
喜びも幸せも知っている
無機質な都会の匂いを吸い込んで
闇夜の夢を見ている
下へと登っていく透明な願いは
やがて、大空に恵みを贈る
皆が幸せならばそれでいい影の子