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小生意気な奴だね、まったく。
普段はすっかり気取(スカ)した男だが、態度といえばまるで”年頃”じゃないか。
しかし油断してはいけないよ、”彼”は鏡越しに自在。コードネーム・ピノキオ、なにしろ”彼”はあの情報局の……いや、この話はここまでとしよう。
礼儀正しく”優秀”な、ウィルキンソン家のご令嬢だ。
しかし物騒な二つ名をつけたもんだと思っただろう?
可愛いもんじゃないか。彼女が魔法を使うたび、周囲は戦々恐々とするそうだ。
なにしろ、どんな魔術も”分解””破壊”にしてしまうんだからね!
騎士団志望らしいが、次は団長でもバラすつもりかな?
怪しい……実に怪しいことだ。
彼は時計塔の歴史学者だが、絶対に夜半のアポ・イントメントは取らない。
そして、夜に尋ねたならば、必ず愛らしい秘書の「ミスト」が対応してくれる。
さて……彼女、昼間はどこにいるのかな?
ま、人には人の事情というものがあるからね。
我らが愛すべき「ロンドン警視庁(エールランドヤード)」の刑事だ。
まったく、実に信頼できることだよ! 愚直で、凡庸で、熱意に溢れ、しかも中間管理職!
ジャックフロストだかジャック・オ・ランタンだか……ああ、いわば”妖精返り”というわけさ。
窓際に霜降りるとは、まさに!
吟遊詩人だ。歌声も詩吟も非常に良い。
物腰柔らかいが食えない男だよ。自らサテュロスの先祖返りとは言うが、それらしい色気は感じられないね。
ま、女性には変化したがらないというから、何かしら事情はあるのかもしれないが……
彼は郵便配達員だ。
油断ならない微笑を浮かべて意味深なことを言う男だが、まあおそらく悪いやつではないだろう。
正体は悪魔で、角も尾もあるが人らしくしているのを好む、なんて噂もあるが……誰か確かめてみるかい?
そしてこれが信頼できない人種の筆頭というわけだ。
覆面作家と名乗るからには、当然筆名は本名ではないわけだからね。それでいて「本物」とは? 甚だしい虚言癖というわけさ。
しかし、彼も致命的な書痴だよ。それも”収集癖”の!
信頼できる人種だね。
風妖(シルフ)。らしく小柄だが、グレーター・ロンドン大学に付属する大貌図書館の司書でね、”安全”な文書の保管に関しては十二分の知識がある。
そして、”解析癖”の、ただならぬ書痴だ。
そしてそれ以外の、ちょっぴりよくできた有象無象ども!!!!!!!!
お前らにはちょこまか走り回るクソお姫様が、雑に勲章をバッジで止めてくれてるぜ!!!!!!!!
一ミリも動くんじゃねえぞ!!!!!!!!!!!
恨めしきかな、晴天。
暗雲の彼方より、腐食の眼差し、紫光の巨躯。
――映像にさえ余すことなく映し出され、
貌国中に姿を見せる、それは、
紛れもなく、呪詛の躯、
骸骨龍(クロード・ドラゴン)である――!!!