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雅樂、周はまだ仕事があるのだろう、雅樂は足早に礼だけをして部屋を出ていった。
「それじゃあ、俺は仕事に戻りますね~」
周は手を振りながら、雅樂の後に続き部屋を出た。
「書類に関しては貴方が、個人的に溜めてたんじゃないですか」
琴葉が、冷たい瞳で周を見ていた。
「いや、サボってないですよ」
少し目を逸らしながら返す周。彼はたまにサボってるので、今回もそうなのかは、彼自身しか分からない。
「そうだな! 俺、強いやつと当たりてぇ!」
「あははっ、いいねぇ、強い人と当たったら楽しそうだねぇ」
今回の合同授業は、学年関係なくランダムで手合わせをするのだろうと莱は思っている。
本当に出来た仲間だなと、心底思いながら葉月は、全員の言葉に甘え、仮眠室に向かうことにした。
部屋を出る時に、振り返り一言
「本当にありがとう。お茶楽しみにしている」
そう行って部屋を出て仮眠室に向かう。
扉を開けたこちらを見て、須賀が嬉しそうに微笑みながらこう言った。
「あ、おかえり涼くん。ほとんどの書類、堀川くんとやっておいたよ」
「中々の量だったね。でも、あと少しで終わるよ」
車を降りると、目の前に出迎えが来ていた。
「……10分の遅刻です。急いぎなさい叶都様がお待ちです」
薄い緑の髪を一つに束ね、桃色の冷たい瞳をした女が一人。
分家、葉月家の長女。葉月琴乃葉だった。
どうやら自分達が遅刻したことにお怒りらしい。小さく舌打ちをされた。
「お疲れ様。夜兎」
そう言った人物は、長い黒髪を三つ編みにし紅い瞳をした、夜兎の主である百鬼依都。
この二人は昔から、主従関係にある。これは、一百雫と百鬼の絶対的な関係である。