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「おかえり、ボクの石。……長旅だったみたいだ、おつかれさま」
荷物は軽く、心も軽く。 大丈夫だ。人との縁には恵まれている自負がある。 前の職場だってそうだった。次の居場所だって、きっとそう。
「この辺りじゃ見たことないものですし、ふしぎな色で綺麗ですし。きっと大事なものですよね!頑張って本人にお届けしましょう!」
「世界をこの目で見たいんです。 この胸から高鳴りが消えてしまう前に」 「心躍るような熱を感じたいんです。 世界が終わる、その前に」
「ほら!さっそくみぃつけた!」 ふわふわのしっぽを揺らして少年が喜ぶ。 「虫とか蛇とかに気を付けてね!」 「わかってるよ、だいじょうぶ…………わあああああっっっなんかそこに居る!!?」
「なあ、その義足でロケットキックが出来る様になったら楽しいと思わないか?」 「何ですかそれ……少し詳しく聞かせてください」 そんな会話をしながら、二人が店を出て行く。
今、夢のために漕ぎださなきゃ。 絶対隻は、後悔する。それは駄目だ。
目を合わせる場所が見つからなかった。 と言った方が、正しいか。
「そろそろ、街に着クみたいでサ。ンー、今からアンタ達に会えるノガ楽しみでたまらないワ」
「もうすぐ皆に会えるんだって、楽しみだなぁ!楽しみだなぁ!」