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ベラスケスとは対照的に、イギリスの宮廷画家だったアンソニー・ヴァン・ダイク(ベラスケスと同い年なんだけど)とか特に王族を(素朴さも含めし)美化する感じが微妙にイラっとくる。「実際会ったらヴァンダイクの肖像と全然違った」という証言もあるらしい。
Salvator Rosa(1615 - 1673)っていう、茶番劇で当時一番偉かった彫刻家のベルニーニを馬鹿にしてローマにいれられなくなった人の絵、こええ。
何が言いたいかというとこれらの肖像画に比べると、宮廷画家だったくせにあまり王侯貴族を描くことに関心がありそうに見えないという。ほとんどみんな同じポーズやん。どうなんだこれ。
一応ですが、デムスの作家性を「一つの属性」に還元したいわけではなく、現に上記の様な作品を描いている以上、「プレシジョニズムの画家」というだけではないのでは、ということ(人を批判したい訳ではない)。
ここでは、油彩と水彩というメディアの社会的な位置の問題も含まれている気もするし。