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メリュジーヌ×オベロンな メリュオベ
騎士様が目覚めるとそこにはいつもの様に空っぽのハリボテの王様しか居なくて でもその王様はあの日見たあの光のように微笑んでいて
しかしその光はもう居なくて ぼうっと涙が溢れてきて そういう日もある
メリュジーヌ×オベロンな メリュオベ
不機嫌で嘘つきで淀んだ王様の顔がグシャグシャに歪む時 ほんの少し しかし確かに騎士様の心に優越感が かすかなときめきが生まれてしまうのでした
メリュジーヌ×オベロンな メリュオベ
ゆらゆらご機嫌と不機嫌に揺れる王様 空想と現実を往復する王様
騎士様はそんな王様に今日も振り回されっぱなしで 捻じ曲がる時空 足元はフワフワ 恋心はグラグラ でもその時間がなんだか愛おしい
そんな奇妙な関係 恋なのかなんなのか 尽きない不思議 良いね
メリュジーヌ×オベロンな メリュオベ
哀れな騎士様と不機嫌な王様 2人が繋いでいる手は本来決してあり得るものではなくて それが その繋がりが 淡い熱が どれ程美しいものか どれほどの希望か 2人は言葉には出さないのかもしれない
ただ和解を超えて理解を超えて確かな温もりが 春がある それだけ
メリュジーヌ×オベロンな メリュオベ
気まぐれな王様は実直な騎士様のキスを待っているようです 所詮ごっこ遊びにしか過ぎないのに
この2人にしか分からない目配せが 戯れが ある 良いな 良いね それって素敵だ
メリュジーヌ×オベロンな メリュオベ
強く気高く美しく哀れな騎士様はどっちを選ぶんでしょうか
陽気で朗らかで明るくて眩い王様と 陰気で嘘つきで暗くて煤けている王様
どっちも同じだけど同じじゃない あべこべな王様 騎士様はどっちに手を差し伸べるのでしょうか なんてロマンチックだ
メリュジーヌ×オベロンな メリュオベ
不機嫌で皮肉屋で嘘つきで嫌われ者の王様は 哀れで純真で純粋で誇り高い騎士様のキスで
また一つ星を 眩しい何かを この世に居る意味を見つけるのでした
なんておとぎ話が一つくらいあっても 良い
良いじゃないか