//=time() ?>
『皆川博子随筆精華Ⅲ 書物の森の思い出』を「Fragments」という小冊子とともに戴いた。皆川さんの手にかかると途端に言の葉は色づき、紅葉し、舞い散り降りしきる不思議。
屋乃啓人『出禁探偵 クララが来たりて謎を解く???』全2巻読了。喫茶「くじら堂」にあるとき名探偵を名乗るクララが押しかけて…。はじめは見当はずれの推理で周囲をひっかきまわすばかりだが、それが徐々に成長発展していくのが意外。きわめて濃厚なミステリ愛を感じる作品だった。
綾辻行人・清水紘『十角館の殺人』読了。なるほどなあ。メインのアレって、実写ではなく、マンガなら映像化が可能なんだね。そこにも感心したけど、ほかの改変部分にも作家としての誠実と円熟を強く感じさせられたのだった。それにしても江南くんが可愛すぎて惚れてまうやろー。
山崎京『死刑囚捜査官 芥川介の事件簿』全4巻読了。15人殺害の冤罪を受けた死刑囚芥川が、事件解決するたびに死刑執行日が延長される約束で特別捜査官となる。個々の事件や展開にバラエティがあって楽しい。たまたまこれを読んで山崎さんを変ミスにお誘いしたのだった。
方丈貴恵『時空旅行者の砂時計』『孤島の来訪者』『名探偵に甘美なる死を』一気読み。この順で読んだほうがいいシリーズ作。2作目からページを捲る手が止まらなくなった。いやー凄いな、この多層構造にしてこのめいっぱいの濃度。この作者も頭のなかの作業台が広いんだろうな。
宇城はやひろ『みことの一手!』、笠太郎『日々碁席』、凪妖女『小林クンちのお部屋事情』、加藤文枝『碁精2』をまとめ読み。繋がりは囲碁で、それぞれ面白いんだけど、まとめ読むと、タイプもテイストも全く違う、このバラエティがなおさら。
ドラマ『エイリアニスト NY殺人ファイル』観た。19世紀末のニューヨークで犯罪心理学者を中心とした特別捜査チームが少年男娼殺しの連続殺人鬼を追う。腐敗した警察組織とも敵対しなければならない両挟みの緊迫感が続くなか、話の展開のさせ方に妙味多く、うん、これは面白かった。