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雨の座敷に金魚が泳ぐ
寝ていたらいつの間にか
水母が頬に張り付いていた
この世は不思議なものだ
紫陽花の影に出目金が
悪だくみをしつつ隠れている
明日月食を起こすつもりだな
洗面台の窓から月の悪い顔が見えていたぞ
しかし今宵は雪でお前のルナティックは
歯磨きの最中に経血となって床を汚した
夕闇の中にあなたの紫陽花を落としてしまった
今は雨で濡れている路面に列車の警笛が鳴っている
もう終わりの時間が来てしまったのかもしれない
それでも明日は来るんだからこの苦しみは
いつか笑顔であなたに逢いたい
ただそれだけを
それだけが望みだから