深遠に潜りしklk。探索者。この深遠において、知恵を持ち、深遠を識ろうとする者ら。蟲帽、扉背袋、帯書、深遠時計と探索者の必需品を纏う。特に帯の書物は、重要な知識の源。どうやら、この探索者は深遠植物について調査中のようだ。 探索者は挑むものに在らず。 深遠に潜り、識らんとする者なれば。
深遠に潜みしにんに。探索者の成れの果て。嘆かわしきかな、深遠を探索する身から落ちぶれ、探索者や深遠の民を罠に羽目、私物を奪い、私腹を肥やす。この者は大きくなりすぎた荷物をどうするか悩んでいるようだ。 果たして、その心は探索の残り香か 手に持つ羅針葉が指し示す先は何か
深遠に潜みしひか。隣に見えるのは、彼の商売を示す看板である。色々と揉め事が耐えないらしい。深遠に潜まぬものには決して分からぬ言語で、品物の周りに注意書きが書かれていた。守らなければ、手痛い代償を支払うことになる。 時に魔術師とは賢しさと引き換えに 愚かであることを好むものなのだ
深遠に潜みしにこる。浮遊しているときが多いものの、浮遊にはある程度の力を用いる為、常に浮かんでいられるわけではない。周りに生えているのは、深遠植物のはてなぐさ。これを食すことを好む。草食性のようだ。 浮かび上がりしは何故なのか 命は空のように自由で居ることを望む
深遠に潜みしみずまち。釣りびとである。深遠に暮らす民のひとつ。なぜ住んでいるのか不明。家は持たず、愛用の釣り鐘ハナを用いて、幼年期の小型むいを用いて狩りや旅の導き手とする。このむいは生体になると手放す。 垂らした糸の先こそは己の為なるか。 それとも何の意味なく果て無く行く為か
深遠に潜みしかえる。かえるのようにみえるが、かえるの生態系ではない。ひっこしかえるともいわれる。水たまりに住み、背には家を背負う。家は貯蓄庫であり、捕食対象になってしまう。同じみずたまりにいることはすくない。 背に背負うは自らのためか。 それとも背負わざるを得ない定め故なのか
深遠に潜みしさめ。落ち葉に擬態し獲物を捕食する。雑食性だが肉を食する場合もある。見た目はまるで葉のようだが、肉質であり、非常に好戦的で素早い。空を漂う枯れ葉の如く風に乗ることができる。 自由とは何人の目にも留まらぬ葉の浮遊か 束縛とは何人にも見つからんとする心根の現れか
深遠に潜みししいいか。しっぽのように思われるものは植物であり、光源を持つ。深遠における重要な光源の一つとして知られる。これは深淵葉の下にいる時の姿。硬そうにも見える外殻は、植物のように柔らかい。葉が落ちる場合もある。 覆われしは深くに生きるが定め 灯台は、己の足元を照らさず
深遠に潜みしろの。大きな足をいくつも持つ。どちらが前で、どちらが後ろなのかわからない。どちらの奉公でも走り出すことが出来る。周りにある謎の物体があると停止する。とある文献において、ウマと称されたことがある。 行く者は先行きを知らずして歩むのみ 果てを知らずして始まりを忘れずして
深淵の中に潜みしあきらるだんごむいにおいて、地上に珍しい群体として活動する種である。 亜種中の亜種であり、独特な巣を持ち、深淵において五匹ごとに行動する習性がある。 大きな獲物を仕留める力あり。小さくとも侮るなかれ。 群れをなせれど、深淵は汝に次ぐ 拭いがたき孤独から逃れる術はない
