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「そしてワタシの答えは、子を持つ母として……一人の人間として、何度苦しめられようとも絶対にくじけない、アナタに負けない!!だからワタシは此処であった出来事を背負って帰るわ、愛する家族がいる世界に!」
「この可能性もあるんじゃないかしら?」
【ユリヤの推理】『子供部屋』にあった教材と、家族写真から考えれば夫婦の子供は少なくとも10歳前後。貴方の年齢は『鈴ヶ家光』としては若すぎる。
「そうね……」
【証言2】
実験室で見つかった記事、あの部屋の霊が『超高校級の絶望』である可能性が高いことから、15年前に起こった首都の絶望的事件が関係していると思われた。
あの事件で超学生級の名誉は一時地まで落ちたものの、騒動は早々に鎮圧され、復旧にもさほど時間を要さなかった。
「あ、ワタシこんな事が思い付きまシタ!」
【推理2】
ひょっとしたら彼は、犯人から追われていたのではないか?
犯人は動きを奪うため咄嗟にメスを手にし、足を斬りつけたのではないだろうか。